特定非営利活動法人
- とくていひえいりかつどうほうじん
癒しの里
いやしのさと -
設立年月日 2006年7月11日
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今日、麻薬・覚せい剤その他心身に害をもたらす依存性薬物を使用する人が、それを防ごうとする行政の努力にもかかわらず、水面下で激増しています。ことに最近は薬物の入手が容易になり、薬物依存者の低年齢化が非常に目立ちます。
これを予防し厳罰化することなどの施策はなされていますが、一方で依存者の心身の回復と自立支援に向けた福祉的対策は立ち遅れているのが現状です。
薬物依存症者のその背景には子供時代の被虐待体験、性被害体験、種々の事情による家庭崩壊といった困難があり、現在では回復支援がなされないまま、問題は次世代にも及ぶという深刻な様相を呈してきています。
特定非営利活動法人癒しの里は薬物・アルコール依存に陥った人の健康回復と社会復帰を支援する団体として設立し、薬物問題を抱えた人の相談を受け、その回復と社会復帰の為の独自のプログラムを提供していきます。
ここでは実際に薬物依存症から回復し社会人として活躍しているスタッフが役割的モデルとなって回復プログラムを実践していきます。このような実践の有効性については、福祉や精神科医療等の専門分野において高く評価されています。
私たちは、これまでの実践を踏まえ、薬物依存症への社会の理解を深め、その回復と自立を支えるシステムを社会に広めていくこと、また、薬物問題にかかわる各分野の関係者、諸機関とも連携を強化し、薬物依存症問題の解決に貢献していくことを目的に、特定非営利活動法人癒しの里の設立を決意しました。
設立の経緯
私たちは、薬物・アルコール依存に陥った人の健康回復及び社会復帰を支援するため、平成7年に民間施設宮崎ダルクを設立し、任意団体グループホーム「フェニックスハウス」の運営など、薬物依存症問題の解決を図るための様々な活動をしてきました。
今後は、宮崎ダルクについては、引き続き依存症等のリハビリを行っていきますが、今後の活動を任意団体から法人活動へと幅広く支援がいきわたらない地域にも援助活動を行える体制を作っていく事に薬物・アルコール依存症者のグループホームなどの継続的な事業を展開できるよう特定非営利活動法人癒しの里の設立認証の申請を行うものです。
設立趣旨
- 活動内容 -
特定非営利活動法人癒しの里は平成18年7月11日(2006年)に設立されました。
それ以前は、DARC(ダルク)のプログラムから取り入れたシステムを引用した回復支援団体として活動をしていました。
宮崎ダルクに対する支援として活動をしている癒しの里とは平成18年10月1日に宮崎ダルクフェニックスハウス(前グループホーム)移行し、平成20年4月1日宮崎ダルクフェニックス作業所(前小規模作業所)を引き継ぎ現在は、共同生活援助事業と薬物依存症型精神障害者本人活動支援事業の運営をしております。
- 役員名簿-
理事
戸山 実香
森 廣樹